いよいよ始まったロシアの攻撃

著：大澤史來

写真：ウクライナ、マリウポリ

ロシア連邦のプーチン大統領は2月24日早朝、「特別軍事作戦」発令し、午前5時、ウクライナの首都、キエフ郊外、ハリコフ、クラマトルスク、マリウポリに爆撃を開始。その爆発音で多くの住民が目を覚ました。それは悪夢からの目覚めではなく、現実が地獄に変わった瞬間かもしれない。

これまで幾度となく、各国の大統領や首相がプーチン大統領の元を実際に訪れたり、電話会談の機会を設け、戦争回避を試みたが、それらの努力は報われなかった。

今日1日でロシア軍によってウクライナ国内の74の施設、11の空港を攻撃し、爆破。これには住宅地の攻撃も含まれる。ウクライナ政府はロシア軍の攻撃の最初の数時間で、少なくとも40人のウクライナ兵士が死亡したと発表。また、ロシア軍は午後までに203回の攻撃を行い、ウクライナ領土のほぼ全域で戦闘が続いている。

ウクライナ国内は、商業飛行機が禁止されたため、人々は車で国外に脱出しようと高速道路は長蛇の列になっている。

ウクライナの隣国であるポーランドは国境に難民キャンプを設置し、避難者の受け入れ準備をしている。