米陸軍、5億ドルの兵器用赤外線画像システム契約

著:大澤史來

画像:TELEDYNE FLIRサイトより


陸軍のFWS-I(Family of Weapons Sights-Individual)プログラムは、偵察、監視、目標捕捉のための軽量でバッテリー駆動の赤外線画像システムで、個々の武器に搭載。
このシステムは、個々の武器に装着でき、あらゆる天候条件、照明条件、煙や霧などの遮蔽物を通しても、兵士に赤外線画像を確認できる。


テレダイン・フリアー ・ディフェンスは、米陸軍向けに高性能赤外線熱画像システムを5年間の固定価格制契約(最大5億2000万ドル)で提供することを発表。
さらに、FWS-Iは照準器と熱画像を兵士の強化型ナイトビジョンゴーグル(ENVG)IIIとENVG-Binocularに無線送信し、迅速な標的捕捉(RTA)能力を可能にし、 それにより兵士はどのような位置からでも、敵に攻撃されることなく正確にターゲットを発見、認識、交戦することができるようになる。


テレダイン・フリアー ・ディフェンスはテレダイン・テクノロジーズ社の子会社であり、FWS-Iプログラムは陸軍のプログラムのエグゼクティブオフィス軍人の支援を受けている。
テレダイン・テクノロジーズの会長、社長兼CEOであるロバート・メヘラビアンは、「我々は、次世代照準器ファミリーの画像技術を、最も必要とされる最前線の兵士に提供できることを非常に喜ばしく思っています。


「今回の受賞は、テレダイン・フリアーにとって画期的な成果であり、40年以上にわたって赤外線画像研究でリーダーシップを発揮してきた証です。私たちは、米陸軍と協力して、今後数年間、兵士にこれらの重要なシステムを提供することを楽しみにしています。」と語った。

Dual Band Image Intensified & Thermal Weapon Sight MilSight® S140-D 

画像:TELEDYNE FLIRサイトより 


テレダイン・フリアーとは
テレダイン・テクノロジー社の子会社であるテレダイン・フリアーは、防衛および産業市場向けの知能センサー、無人システム、統合ソリューションの開発・構築を行い、世界中で約4,000人の従業員を雇用している。1978年に設立され、専門家が人命と生活を守るためにより良い、より迅速な判断を下せるように、幅広い先進技術を開発。 詳細については、teledyneflir.comを参照。
テレダイン・フリアーは、オレゴン州に本社を構え、赤外線カメラとセンサーの設計・製造に特化したテレダイン・テクノロジーズの子会社である。主な顧客は政府で、2020年の売上高の約31%は米国連邦政府とその関連機関。


テレダイン・テクノロジーズ社とは
テレダイン・テクノロジーズは、高度なデジタル画像製品およびソフトウェア、計測機器、航空宇宙・防衛用電子機器、エンジニアード・システムを提供する主要企業。テレダイン社の事業は、主に米国、英国、カナダ、西ヨーロッパおよび北ヨーロッパにある。
Security Journal Americas より)


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