英国:エリザベス女王が新型コロナウイルスに感染

著:大澤史來
2月20日、英王室は、エリザベス女王が新型コロナウイルスに感染したことを発表、女王の症状は軽い風邪のような症状ということで、週明けには公務を続行するということだ。女王は4月に96歳となり、医師の管理の元で過ごすとみられている。


10日にチャールズ皇太子が新型コロナウイルスに感染し、皇太子の妻、カミラ夫人も感染が確認されていた。


英国内の感染は徐々に収まってきているといえよう。去年のクリスマスから年始にかけて、1日の感染者は10万台だったのに比べ、20日には2万5千台までに下がっている。

英国内の感染者の分布図(BBCより)

感染者が急激に減少したのはワクチン接種が他の国に比べ滞りなく国民全体に行き渡ったからという見方もある。

英国内でのワクチン接種者の割合(BBCより)


また、21日、ボリス・ジョンソン英首相は「コロナウイルスと共に生きる」計画として新型コロナウイルス対策の全ての法的規制を撤廃すると発表。24日に隔離措置は廃止され、無料で行われている大規模検査も4月1日から廃止となる。しかし、「最も影響を受けやすい人」は継続して無料の検査を受けられるとした。


英政府の医療責任者、イングランド主任医務官(CMO)のクリス・ウィッティー教授は、オミクロン株に感染している人数は未だ「非常に多い」と述べ、新型コロナウイルス感染した人は、他の人に感染させないように自己隔離するように公衆衛生上のアドバイスをしている。


英国政府の主任科学顧問であるパトリック・バランス卿は、ウイルスはおンゴ数年間進化を続け、将来の亜種がオミクロンより重症化しないという保証はないと警告している。




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