パンケーキ・デー

著:大澤史來

Pancakes Photo by RitaE


毎年灰の水曜日と呼ばれるカトリック教のレント(四旬節、受難節)初日の前日に、伝統的な食事としてパンケーキ(日本のホットケーキのようなものだが、ふっくら感はなくどちらかといえばクレープに似ている)を食べる慣わしがある。というのもその翌日から簡素な食事をする - 1つ好きな自分の好きな食べ物をや肉、卵、乳製品、高脂肪、贅沢な食事を40日間、口にしないという戒め - 期間になっているからである。そのためそれが始まる前日に卵とバターがたっぷり入ったパンケーキを食べるようになった。

また、告解火曜日(パンケーキ・デー)は昔は半休日とされ、午前11時に教会の鐘を鳴らすことになっていた。各地ではこの日パンケーキ・レースも行われる。これはパンケーキを作るのが忙しすぎて教会の鐘を鳴らし忘れ、フライパンとパンケーキを持って自宅から教会まで走ったオニールの主婦の話が起源とされている。

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