英国:2度目のロックダウン

著:大澤史來

@UK COVID-19より



先週末、11月5日から12月2日まで2度目のロックダウンを英国首相が発表した。しかし、感染者数が思うように減少しない場合は、延長も考えられている。

今年3月23日からナショナルロックダウンを執行され、国民は4ヶ月の不自由な生活を余儀なくされた。6月から徐々に規制が緩和される中、早めに夏休みを満喫するために海外旅行に行く人が後を経たなかった。英国内ではレストラン、パブ、ジム、などが徐々に再開し、人々は普通の生活を心から喜んでいた。

しかし、10月に入ると英国北部の感染率が急激に増え、全国に不安が広がり始めていたものの、数週間前には劇場がやっと観客を入れられるようになった。ただ、それは束の間の喜びに過ぎず、劇場やパブ、レストラ、ジムは再び閉鎖に追い込まれてしまった。

11月4日はロックダウン前夜ということもあり、ソーシャルディスタンスや家族以外との交流禁止というルールを破っても、多くの人々がレストランやパブで食事や友人知人との交流を楽しんだ。

ロックダウン前夜のロンドン市内ソーホー付近@J News International



翌日5日は、ロックダウンにも関わらず、ガイ·フォークス·デーとも重なり、大規模なデモがトラファルガー広場で行われ、この夜は100人から200人ほどの逮捕者が出たとローカル紙は伝えている。https://inews.co.uk/news/uk/coronavirus-latest-police-arrested-190-people-anti-lockdown-protests-752187

1度目のロックダウン以降、毎週のようにアンチ・マスク、アンチ・ソーシャルディスタンス、アンチ・ロックダウン、など自由主義を掲げ、約1万人がプロテストを行なっている。これを指揮するのは、元労働党党首であったジェレミー・コービン氏の兄、ピアス氏、ジャーナリスト、陰謀論者として世界的に有名なデイビッド·アイク氏がいる。デイビッド氏は最近、自身のTwitterが凍結されたことを語っていた。

ロックダウン初日のデモ、大勢のプロテスターを包囲する警察官@J News International

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