英国:リメンバランス・デーとリメンバランス・サンデー

著:大澤史來

リメンバランス·デーとは、1918年11月11日に第一次世界大戦が終結し、それを祝う日として英国王ジョージ5世によって定められた記念日。今年8日日曜日は、リメンバランス·サンデーといい、毎年11日前後の日曜日に戦死者追悼儀式を行う日となっている。英国は第2回目のロックダウンがはじまり、人気の少ないロンドン市内のホワイト·ホールでエリザベス女王も参列する中、粛々とセレモニーは行われ、この模様は生中継で世界に配信された。

リメンバランス·サンデーに欠かせないのは赤いポピーであり、この時期になると戦死者を弔う意味をこめて人々はポピーのブローチをつけている。また、この花は欧州に生息するケシ科の一種で、第一次世界大戦でヨーロッパの多くの場所が焼け野原になった後に、その荒地を覆い尽くすように赤いポビーが育ったとされ、戦死者の象徴になったと考えられている。

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