ロシア野党指導者、毒殺未遂か

著:大澤史來

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今月20日、ロシアの反体制派の政治家、アレクセイ・ナワリヌイ氏(44)はシベリアからモスクワに向かう機内で突如意識不明となり、シベリアのオムスクに搬送された。反プーチン派の中では毒殺と噂されているが、ロシア保険当局はアレクセイ氏の体内から毒物は検出されなかったと発表。22日(土)にオムスクからベルリン病院に緊急搬送され、緊急治療が行われている。

反体制派リーダーは昨年、抗議規則に違反したとして刑務所に入所していたが、その時も毒殺と思われる体調不良で病院に搬送されている。後日医師からの説明ではナワリヌイ氏はひどいアレルギー反応を起こしたが、問題なく独房に戻されたと述べた。

2018年にロシアの大統領選挙でウラジミール・プーチン大統領に異議を申し立てるキャンペーンを行い、立候補を禁止されて以来、地方選挙で野党立候補者として与党である統一ロシア党に対抗している。

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