ボリス英首相、9月から英全国の学校再開を促す

著：大澤史來

ボリス・ジョンソン英首相は英全国の保護者に対し、9月から子供たちを学校に通わせるように促している。もし、保護者が妥当な理由もなしに無断で子供を学校に通わせなかった場合、罰金が課せられることになる。

現在でも新しい感染者は増え続けており、3月、4月のピーク時に比べ減少したものの、夏休みを利用し海外から帰国した人々の影響なのか、23日時でも1,288人が新たに感染している。(WHO資料)

また、スコットランド、ダンデーにあるキングスパーク・スクールは8月12日に学校を再開。しかしその２週間後、再度強制閉校となった。学校職員と生徒合わせて22人がコロナウィルステストで陽性であった。学校は全職員と生徒を帰宅させ、２週間の隔離を余儀なくされている。また、閉校中、校舎全ての洗浄を行っている。

専門家たちは今年の秋、冬に第２波が来ることを予測しており、屋内の換気など頻繁に行えない冬場の感染は避けられない状態と指摘している。