ロンドンから生の声を配信:新型肺炎、コロナウィルス感染症(CODIV-19)とイギリスの現状(4月2日現在)

著:大澤史來

トイレットペーパーは足りているのか

ロンドン市内でも一時期、ソーシャルメディアの煽りを受け、パニックに陥った人々による大量買いが起こり、各スーパーからトイレットペーパーなど日用品を始め、食料品が棚から消えた。その理由としてトイレットペーパーなど多くの日用品が中国産であり、コロナウィルスの影響で中国の工場が閉鎖されたことにより、イギリスに輸入されるはずのトイレットペーパーがなくなるという事だった。

これに対し、英国に工場を持つ生産元はソーシャルメディアを通じてそれがデマである事を強調し、国内メディアでもトイレットペーパーを大量買いする必要のない事を伝えた。

マンチェスターを拠点とするNova Tissueでは、1日に25万個のトイレットペーパーを生産し、また国内の30%の市場を持つloo-roll manufacturerでも1日に470万個を生産、市場に出している。しかもこれらの生産者は継続的な生産性を確保しているため、多くの人が大量買いだめをしない限りトイレットペーパーが市場から消えることはなさそうだ。


GPの状況

*GP:General Practionerの略で一般開業医。 GPでは内科、外科、小児科、眼科、耳鼻科、産婦人科、皮膚科、泌尿器科など全ての診療を行ない、 (心療内科・精神科や歯科は除く)もっと専門的検査等が必要な場合は、専門病院、専門医に紹介する。

普段は患者で溢れかえっているGP内も現在では閑散とし、定期的な血液検査など必要な患者以外は予約も取れず建物内にも入れない状態である。

コロナウィルスに罹ったと思ったら、ダイアル111に電話をし、専門医の指示に従いましょう。


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