大雨でロンドン市内冠水、大パニック

著者:大澤史來

7月12日夕方から降り始めた雨は激しさを増し、ロンドン市内の至る所で道路が冠水、地下鉄、鉄道のダイヤも乱れ、交通機関に大きな影響を与えた。

約1時間で47.8mmの降水量が観測され、1ヶ月分の平均降水量44.5mmをはるかに上回る。水道会社、テムズ·ウォーターは雨が降り続く午後5時から10時の間に2,500件の問い合わせを受け、消防や警察への連絡も1,000件以上に上った。

ロンドンの北部では水深が膝上にも達し、車も立ち往生。また、地下鉄入り口の階段では滝のように水が流れ込んでいた。南部ではマンホールからまるで噴水のように勢いよく水が噴き出し、テムズ川沿いの住宅、建物は浸水、部分的に停電になったところもある。

13日、翌日の朝は一部交通機関のダイヤの乱れがあったものの、ほとんどの場所では通常通りに戻っていた。

ロンドン南部、テムズ川沿い。すでに土も乾き始めている。


ロンドン南部、12日の大雨で膝上まで冠水していたが、翌日にはすっかり水が引いている。

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